収穫した野菜を、もっとおいしく、もっと気持ちよく料理するために
畑で育てた野菜や、家庭菜園で収穫した野菜には、
買ってきた野菜とは少し違う楽しさがあります。
土を触り、天気を気にし、水をやり、
ようやく収穫できた野菜。
その野菜を台所で切る時間まで含めて、
農家仕事や家庭菜園の楽しみだと思います。

ただ、そこで意外と見落とされがちなのが、
包丁の切れ味です。
せっかく育てたトマト、ナス、きゅうり、長ねぎ、キャベツ、じゃがいも。
包丁が切れないと、食材を押しつぶしてしまったり、
必要以上に力が入ったり、料理そのものが少し面倒に感じてしまうことがあります。
野菜は道具ではありません。
育てた野菜を活かすために、
道具である包丁とまな板を整える。
ここに、
農家仕事・家庭菜園・包丁研ぎのつながりがあります。
家庭菜園の野菜こそ、切れ味の違いが出やすい
家庭菜園の野菜は、
形や大きさがそろっていないこともあります。
曲がったきゅうり、皮の張ったナス、
みずみずしいトマト、繊維のしっかりした長ねぎ。
こうした野菜を切るとき、包丁が切れないと、
どうしても力で押す切り方になりやすくなります。
切れる包丁であれば、
食材に余計な力をかけず、
すっと刃が入ります。
トマトは潰れにくく、
ねぎは繊維が残りにくく、
キャベツの千切りも軽くなります。
これは「料理が上手くなる」というより、
道具の状態を整えることで、
食材本来の扱いやすさを引き出すということです。
健康料理は、特別な料理だけではない
健康料理というと、
栄養計算や特別な食材を思い浮かべる方もいます。
しかし、日々の暮らしでは、
まず野菜を無理なく食卓に取り入れられることが大切です。
切れない包丁で野菜を切るのが面倒になると、
料理の回数が減ったり、下ごしらえが負担になったりします。
反対に、包丁が切れると、
野菜を切る時間が少し楽になります。
「今日は畑のナスを焼こう」
「きゅうりを浅漬けにしよう」
「長ねぎを刻んで味噌汁に入れよう」
そんな小さな行動につながります。
健康料理は、
特別なことを頑張るだけではありません。
毎日の台所で、野菜を扱いやすくすること。
その土台に、包丁の切れ味があります。
榧まな板と包丁の相性
包丁研ぎを考えるとき、
包丁だけでなく、まな板も大切です。
特に榧まな板は、木製まな板の中でも刃当たりがやわらかく、
水切れがよい素材として知られています。
大切なのは、次の3つです。
1つ目は、使った後にきちんと洗うこと。
2つ目は、水気を切って乾かすこと。
3つ目は、包丁の刃を荒れたまま使い続けないこと。
どれか一つだけではなく、
包丁・まな板・使い方を合わせて整えることで、
台所の使いやすさが変わります。
農家仕事をしている人ほど、包丁の負担に気づきにくい
農家仕事や家庭菜園をしている方は、
手作業に慣れています。
草取り、収穫、袋詰め、運搬など、
普段から体を使う作業が多いからです。
そのため、切れない包丁を使っていても、
つい力で何とかしてしまうことがあります。
しかし、包丁は力で切る道具ではありません。
本来は、刃で切る道具です。
切れない包丁を使い続けると、
手首や腕に余計な力が入りやすくなります。
また、食材の表面で刃が滑ると、
思わぬケガにつながる可能性もあります。
包丁研ぎは、
料理人だけのものではありません。
畑の野菜を毎日扱う人にこそ、
役立つ日常の手入れです。
衛生面で気をつけたいこと
家庭で野菜を扱うときも、
包丁とまな板の衛生管理は大切です。
特に、生の肉や魚を切った後に、
同じ包丁やまな板で
そのまま野菜を切ることは避けた方が安全です。
できれば、肉・魚用と
野菜用で包丁やまな板を分ける。
難しい場合でも、よく洗い、
必要に応じて消毒し、しっかり乾かすことが大切です。
家庭菜園の野菜も、
土やほこりが付いていることがあります。
収穫後はよく洗い、
清潔な包丁とまな板で調理することが基本です。
包丁研ぎは、
切れ味を戻すだけではありません。
刃の状態を確認し、欠けやサビ、
汚れに気づく機会にもなります。
包丁を研ぐタイミング
次のような状態があれば、研ぎ時の目安です。
・トマトの皮に刃が入りにくい
・長ねぎを切るとつながる
・ナスやきゅうりを切るときに力がいる
・キャベツの千切りが太くなりやすい
・切るより押しつぶしている感じがする
・包丁を使うと手首が疲れる
こうした変化は、
毎日使っていると気づきにくいものです。
しかし、研ぎ直した包丁を使うと、
「こんなに違ったのか」と感じる方も少なくありません。
研ぎ陣濱蔵が大切にしていること
研ぎ陣濱蔵では、包丁をただ鋭くするだけでなく、
日常で扱いやすい切れ味を大切にしています。
農家仕事や家庭菜園をされている方にとって、
包丁は収穫後の野菜を食卓につなぐ道具です。
切れる包丁があると、野菜を切る時間が楽になり、
料理の気持ちも少し前向きになります。
自分で育てた野菜を、気持ちよく切る。
榧まな板の上で、包丁がすっと入る。
その小さな心地よさが、
毎日の料理を支えてくれます。
農家仕事や家庭菜園と包丁研ぎは、
一見別々のものに見えるかもしれません。
しかし、畑で育てた野菜を、
台所でおいしく食べるところまで考えると、
包丁の切れ味はとても大切です。
切れる包丁は、野菜を扱いやすくし、
料理の負担を軽くし、食材を活かす助けになります。
榧まな板のような刃当たりのよい道具と合わせて使えば、
台所の時間もより心地よいものになります。

畑から台所へ。
収穫から食卓へ。
その間をつなぐ道具として、
包丁を一度見直してみませんか。
包丁の切れ味が気になったときは、
無理に使い続けず、お気軽にご相談ください。
大切な野菜を、
もっと気持ちよく料理できるよう、
一本一本ていねいに整えます。
はじめまして(^^ゞ
研ぎ陣「濱蔵」の濱野です。
この度、藤阿彌神古流宗家19代目「藤阿彌功将」先生や兄弟子からご指導いただき、
研ぎ陣「濱蔵」を立ち上げました。
刃物の「研ぎ」と「出会い」を通じて、少しでも地域社会に貢献できるよう取り組ん
で参ります。
「濱蔵」は曽祖父の名で、人とのつながりをとても大切にしていたことから「濱蔵」を
屋号としています。
「テニス」「ゴルフ」「スノボー」をこよなく愛する『研ぎ屋さん』です。
好きな食べ物は、「れんこんのシーチキン挟み焼き」「生姜焼き」「からあげ」
「社会福祉士」「ケアマネジャー」の資格を有し「ワーカー」の経験あり。
「ドローン」「フォークリフト」の免許を有し「米作り」も趣味の一環。
よろしくお願いします。
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濱野
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