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切れない包丁と切れる包丁によるケガの違い

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日常の調理中にうっかり

日常の調理中にうっかり手を切ってしまう事故は、
誰にでも起こり得ることです。

その際に使っていた包丁が「よく切れる包丁」だったか、
「切れ味の落ちた包丁」だったかによって、
傷の状況と治り方に大きな違いが出ることを
ご存じでしょうか?

この違いは単なる「刃の鋭さ」だけではなく、
皮膚組織への損傷の仕方、感染リスク、治癒スピードなど、
医療的観点から見ても無視できない要素を含んでいます。

切れない包丁によるケガの特徴

切れ味が落ちた包丁は、切断能力が低くなっています。

そのため、
対象を切る際に必要以上の力を加えることになります。

これは食材に対してだけでなく、
誤って指先や手のひらに当たった場合にも
同じことが言えます。

切れない包丁で手を切ってしまうと、
傷は「鋭く切れる」というよりも、
「押し潰されながら裂ける」ような形になります。
具体的には以下のような傾向があります。

  • 傷口がギザギザで不整形
  • 表皮だけでなく、皮下組織まで押し潰される
  • 細胞が壊死しやすく、炎症が起こりやすい
  • 止血に時間がかかる
  • 縫合が難しく、瘢痕(傷あと)が残りやすい
  • 感染のリスクが高まる

医療現場では、
こうした傷を「挫滅創(ざめつそう)」と呼びます。

挫滅創は、皮膚や血管、神経組織が押し潰されて損傷するため、
治癒に時間がかかり、再生もしにくいのが特徴です。

また、傷口が不均一なため、縫合してもきれいに治りづらく、
化膿や炎症が起こりやすいという問題があります。

切れる包丁によるケガの特徴

一方で、
よく研がれた切れる包丁で手を切ってしまった場合、
傷は比較的まっすぐで整っています。

これは刃が鋭いため、
皮膚や皮下組織を「瞬時に断ち切る」からです。
こうした傷は、医療用の手術メスでできる傷と近い状態にあります。

以下がその特徴です。

  • 傷口が直線的で整っている
  • 組織の損傷が最小限
  • 止血が早く、処置しやすい
  • 縫合後の治癒が早い
  • 瘢痕が残りにくい
  • 感染のリスクが低い

このような傷は「切創(せっそう)」と呼ばれます。
切創は組織の破壊が少なく、
外科手術でも意図的にこの形で切開が行われるため、
医療従事者にとっては「扱いやすい傷」と言えます。

つまり、同じように指を切ったとしても、
刃物の状態によってその後の治療・回復に大きな差が出るのです。

医療的に見た治癒スピードの違い

治癒には
「止血」「炎症期」「増殖期」「成熟期」の4つの段階があります。

切れない包丁による傷は、
炎症期が長引く傾向があり、
その分治癒全体が遅れます。

損傷が深く、細胞の再生にも時間がかかるため、
完治までに1週間〜2週間以上かかることもあります。

一方、
切れる包丁による切創は、炎症期が短く、
増殖期から成熟期への移行もスムーズなため、
早ければ数日で傷口がふさがり、
1週間ほどで日常生活に支障がなくなるケースも多いのです。

切れる包丁の方が「ケガの治り」は良い

医学的に見ても、
切れる包丁の方がケガをした際のダメージが少なく、
治りやすいことがわかります。

もちろん、
どちらにせよ包丁でのケガは防ぐべきものですが、
「万が一の時のダメージを最小限にする」意味でも、
切れる包丁の使用は非常に理にかなっていると言えるでしょう。

切れる包丁はなぜ安全か?昔ながらの手研ぎが最適な理由

「よく切れる包丁は危ない」と思われがちですが、
実はその逆です。

切れない包丁こそが、
調理中の思わぬケガや事故の原因になりやすいのです。

それでは、切れる包丁の安全性と、
その切れ味を実現・維持する方法としての
「手研ぎ」についてお話しします。

切れる包丁は「安全性が高い」

切れない包丁で食材を切ると、
必要以上に力を加える必要があります。

例えばトマトの皮を切ろうとした時、
切れない刃ではズルッと滑って
手に当たるリスクが高まります。

また、硬い野菜や肉の筋に刃が入らず、
手元が狂うこともしばしばです。

一方で、
よく研がれた包丁は、軽い力でスッと刃が入るため、
無理な力を加える必要がありません。

その結果、
調理中の動作も安定し、食材もきれいに切れ、
ケガのリスクが大幅に減ります。

つまり、包丁の切れ味は
「操作性の良さ」や「事故の予防」に
直結しているのです。

なぜ「手研ぎ」が切れる包丁を作るのに最適なのか?

では、
「切れる包丁」はどうすれば手に入るのでしょうか?

最近では、
電動シャープナーや簡易的な研ぎ器も市販されていますが、
それらはあくまで応急処置的なものであり、
刃先の繊細な調整や素材に応じた研ぎ分けはできません。

それに対して、「手研ぎ」は以下の点で優れています。

1 刃先の状態を細かく見極められる

手研ぎでは、職人が目と指先の感覚を使って、
刃先の状態を丁寧に確認しながら研いでいきます。

そのため、ステンレスや鋼の特性、使用者の癖、
刃こぼれの程度に応じて微調整が可能です。

2 刃の角度が最適化される

包丁の切れ味は「刃先の角度」に大きく左右されます。
手研ぎでは、食材や用途に合わせて、
適切な角度を保ちながら研ぐことができます。

これにより、
切れ味と耐久性のバランスが取れた
理想的な刃が生まれるのです。

3 切れ味が長持ちする

機械研ぎでは摩擦熱で刃が焼けたり、
金属疲労を早めたりすることがありますが、
手研ぎは水を使いながらゆっくり研ぐため、
刃の寿命を縮めることなく、
切れ味が長く続くという利点があります。

4 安全性と信頼感の両立

研ぎすぎによって刃が薄くなりすぎることも、
研ぎが甘くて切れない状態にすることも、
手研ぎの職人は避けます。

これは単なる「技術」だけでなく、
使う人のことを思いやる心があるからこそ
可能なのです。

包丁は「命を預かる道具」

包丁は、家庭の台所からプロの厨房まで、
毎日人の手に触れる道具です。

そして、食材の栄養をきちんと届け、
料理の楽しさを支える、非常に重要な存在です。

それだけに、「よく切れて安全な包丁」を持つことは、
調理の質や健康、ひいては命を守ることにもつながります。

そして、その包丁の切れ味を支えるのが、
「昔ながらの手研ぎ」という伝統技術です。

私たちはこの技術を守りながら、
現代の暮らしの中に「安全で信頼できる包丁」を
届けていきたいと考えています。

はじめまして(^^ゞ

研ぎ陣「濱蔵」上尾店は、「あなたの身近な研ぎ屋さん」を目指した
刃物を手研ぎする研ぎ屋さんです。
切れなくなった包丁や鎌・はさみなど、砥石を使って丁寧に手研ぎ致します。

ご自宅に切れ味の悪くなった刃物はありませんか?
少しさびてしまっていても大丈夫!刃物はまだまだ使用できますよ。

当店の手砥ぎで新しい切れ味に生まれ変わらせましょう(^^♪
切れる刃物で料理すると栄養摂取も良いですし、物を大切にすると気分もいいですよね。

研ぎ陣「濱蔵」では、【地域貢献】を推進するため、より多くの方々にご利用いただきたいと考えております。

「刃物研ぎ」という小さな稼業ではございますが、地域の皆様の生活の一部をそっと支えて参ります。

これから訪れる急速な高齢化社会にも貢献するため、高齢者のフレイル予防としてよりよい栄養摂取のお手伝いができればありがたいです。

また、子育て世代の忙しいママさんやパパさんの家事負担を少しでも軽減できればと思っています。

地域の方々が、元気に明るく笑顔のあふれる生活が続くようになると幸いです。

研ぎ陣「濱蔵」をお知り合いにご紹介いただき、地域貢献の推進にご協力いただきたくお願い申し上げます。

研ぎ陣 濱蔵 上尾店

〒362-0059
埼玉県上尾市大字平方1804−2
携帯:090-3426-9156

藤阿彌神古流宗家19代目「藤阿彌功将」先生や兄弟子からご指導いただき、
研ぎ陣「濱蔵」を立ち上げました。

刃物の「研ぎ」と「出会い」を通じて、少しでも地域社会に貢献できるよう取り組ん
で参ります。

「濱蔵」は曽祖父の名で、人とのつながりをとても大切にしていたことから「濱蔵」を
屋号としています。

「テニス」「ゴルフ」「スノボー」をこよなく愛する『研ぎ屋さん』です。
好きな食べ物は、「れんこんのシーチキン挟み焼き」「生姜焼き」「からあげ」

「社会福祉士」「ケアマネジャー」の資格を有し「ワーカー」の経験あり。
「ドローン」「フォークリフト」の免許を有し「米作り」も趣味の一環。

よろしくお願いします。

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